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New York Timesの男子フィギュア(羽生)の分析写真や分析はすごいのか?

これはすごい、というほどすごいのかどうかは個人的にはやや疑問。技術的にすごい感じはしない。ニコマスを見てた印象からは、わかむらPがやったらもっとすごくできたんじゃないか、というのはヤボかもしれないが。

わかむらPとは (ワカムラピーとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

Hanyu Falls Twice, but Still Wins Gold

連続写真と、ベストの点の記載。動画から取り出す(解像度的にはこれで十分か)、もしくは高速な連続写真を撮った上で、GIMPなどで輪郭抽出取り出し・画像切り抜き、重ねあわせ、というように見える。

下のグラフはそれっぽく書いただけ。それぞれのジャンプに◯が2つ並んでるだけなので、ISUの記録をまとめ直しただけ。フィギュアの場合主観を数字化しているところもあるので、基礎点とGOEを分けるというアイデアは分からんでもないが、なんでそれがそれぞれのジャッジで3点なり0点なのか、ついた点以上の情報は?である。何が差の由来なのか、連続写真から捉えられれればまだ良いが、そこまではさすがに無理じゃないかと。

あと、そもそも後半のジャンプの点が1.1倍になってることだとかもよく分からない。Program Componentsや減点もコメントがない。技術点の点のところ以外では4点程度パトリック・チャンがリードしていて、故にFSは羽生・チャン双方がほぼ同じ点なのだが。あまり、分析や理解のためのデータ、という感じではない。

Judges Details Per Skater, Figure Skating, Men, Free Skating

The Winning Jumps

事前の記事で、想定されるジャンプの種類と回数(主に4回転、3回転)、コンビネーションも一応記載。事前のプログラム(上のPDFに近い)をまとめ直しただけ。本文中に4回転がなくても2010年は金、とほぼ自己否定してる文書が残念感を増している。こちらこそ、せめて基礎技術点の記載があれば良かったのだが...コンビネーションなりでスコアが異なることもよく分からない。

で、どちらも最近はやりに「綺麗だか何が言いたいんだかよく分からないインフォグラフィック」の典型みたいな気がする。もしくは、狙いは分からんでもないがそれ適切?というやつで。正直、言いたい事も利用しているデータもうまいとは思わなかった。結果が出てるものなので、それっぽくなるほどと思わせるぐらいはできる気がするが。